何かしないと落ち着かない人へのケア

"陸上にいる人(バイスタンダー)は、最善の背浮きができるようにしてあげなければなりません。バイスタンダーは「ういてまて」と大きな声で溺者を励まします。そして119番通報をします。それだけでいいのです。でも、バイスタンダーにはそれでも「どうしよう」とパニック状態が続くので、水難学会では「浮くものを探して、投げて渡そう」という(活躍?の)場を与えました。それが、ペットボトルなどの浮くものを投げ渡すという実技につながりました。

 バイスタンダーに役割が増えるほど、バイスタンダーは飛び込まなくてすむ。だから、ペットボトルを探して投げるという行為は、「陸上にいるバイスタンダーが水に飛び込んでしまわないよう」にするという、オプションなのです。"

溺者からのお願い ペットボトルに水入れないでください クーラーボックス投げないでください
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20200821-00194373/


これはなかなか深いなあ。溺れている人本人のためというより、何かしなければ落ち着かない状態になっている周りの人のケアとしての「浮くものを投げ入れる」というオプション。

砂糖玉に薬効はないけれど害もないので、「他人にやたら薬を飲ませたがる人」に使ってもらって本物の変な薬を使わせないようにするにはいいんじゃない?とホメオパシーを評価したナイチンゲールを思い出す。